最近、腰痛の治療に訪れる患者さんにヘルニアの方が増えています。

ヘルニア3 腰痛、ギックリ腰の原因の一つに「椎間板ヘルニア」があげられます。これは皆さんもご存じの通り、背骨(特に腰椎)と背骨の間にある椎間板と呼ばれる軟骨成分の柔らかい骨があります。椎間板は、硬い背骨と背骨の間でクッションの役割を持っていて、椎間板が有ることで身体を前後左右に動かすことが出来るのです。

この椎間板が圧迫されて許容限界を超えると外側にはみ出て脊柱の神経を圧迫することで、腰痛、座骨神経痛などが発症します。椎間板ヘルニアには、頸椎(首)と腰椎(腰)で発生しますが、一般的に腰椎部で発生するヘルニアを指します。(頸椎の椎間板ヘルニアは、一般的に頸椎ヘルニアとよんでいます。)

椎間板ヘルニアの発症原因は局部的な圧迫ですが、要因としては肥満、慢性的な腰部疲労、強い衝撃、悪い姿勢の継続が有りますが、二次的要因として内臓下垂、慢性的な便秘、慢性的な下痢、冷え性などにより内臓を保護するため、腹筋が硬くなって、腰部に過剰な負担がかかっている場合が大半です。

治療法としては、減量、姿勢を常に正しく維持し、痛みの無い状態を継続することが一番ですが、整体による姿勢矯正と患部の温熱療法、患部への温灸、鍼も治癒を加速させます。 また、食養生も大切になってきます。

ヘルニア4   当治療院での治療方法は、整体による背骨調整、姿勢矯正に加え電子温灸、バイオマット(宝石岩盤浴)による温熱治療、キネシオテーピングや皮鍼、晒固定法、食養生の指導を患者さんの痛みの状況、仕事、食事の内容などから適切な治療法を選択し、最速で効果が出る治療を行っています。

整形外科で手術を進められた患者さんも当院で治療し、ヘルニアが縮小して痛みが無い状態まで快復しています。

ヘルニアは、常に痛みのない位置をキープすることで、時間はかかりますが縮小し消滅します。(反対に悪い姿勢を続けるとヘルニアが大きくなって半身不随になるほどの強い症状がでます。)